よってこサロン【福井県南越前町】

2022年8月大雨の被害から半年になる、福井県南越前町。

冬季は工事などが中断していました。

この地域は小さな集落が点在する、高齢者の多く住む地域です。

発災後から地域の方々の生活再建を支援できないかと、

NPO法人災害共生支援機構from代表理事の須磨さんが『よってこサロン』を続けています。

 

◇下新道地区の『よってこサロン』

朝は小雨が降る日でしたが、9:00頃からサロン協力員の方々が

会場の準備を進めていました。

被害を免れたコミュニティセンターが会場です。

この地区は、サロン会場となっているコミュニティセンターが被災しなかったこともあり、

災害の翌月9月から地域のサロンを再開したそうです。

「このサロンがあってよかった。」

「災害や毎日の家の片付けでふさぎがちな気持ちを明るくすることが出来た」

といった皆さんの思いを聞かせていただきました。

グリーンコープ様からの支援物資(右上)と 手作りの『つるし柿』。形が美しい!

◇栄地区の『よってこサロン』

『よってこサロン』は、

地域の社会福祉協議会が行うサロンと協働で開催することもあります。

栄地区はコミュニティセンターが被災したので、

お寺を借りて、2022年11月にやっとサロンを再開できたそうです。

会場のお寺

この日のイベントは、

今庄地域出身のお医者さんから「認知症への対応の仕方」の講話です。

講和の中で、認知症予防の運動をしながら頭を使う例として、

みんなで歌を歌いながら手をたたいたり、しりとりをして、

楽しい時間を過ごしました。

ひな祭りのお菓子は九州のグリーンコープ様から届いていることをお伝えしたところ、

「九州から応援してもらえていることが、本当にありがたい」

と、みなさん励まされた様子でした。

グリーンコープ様からのひな祭りの手土産は素敵な笑顔に繋げてくれました

 

サロンの中では、まだ親族のとことへ避難生活を続けている方や、

被災した自宅の工事や片付けが終わっていないという方もおりました。

このサロンは、

〝この被災地であなたは一人じゃないから、なんとかなる”

という気持ちにさせてくれる場所なのかもしれません。

若狭町にある須磨さんのホームベース

共生財団では引き続き福井県の支援を続けていきます。

この活動を寄付で応援してください。

【 記事:吉田 】

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