共生地域創造財団
共生地域創造財団は、NPO法人ホームレス支援全国ネットワークと、グリーンコープ共同体・生活クラブ連合会の2つの生活協同組合が母体となっています。
東日本大震災3日後から仙台市に本部を開設し被災3県(福島県、宮城県、岩手県)の在宅被災者や農漁業への支援を中心に活動を行ってきました。震災から約半年後に法人化し、2012年10月に内閣府より認定を受け、公益財団法人となりました。
「伴走型支援」をコンセプトとして震災支援および地域づくりの事業を住民の方々と地域に寄り添いながら復興にとどまらない、共生地域の創造を目指します。
現在は宮城県石巻市と岩手県大船渡市、岩手県上閉伊郡大槌町で生活相談、生活再建、就労支援の活動をしています。
7つの理念
- もっとも小さくされた者への偏った支援を小さくかつ継続的に行う
- 当事者から聴き、学ぶ姿勢をもつ
- 困窮者の課題を経済的困窮と関係的困窮として捕らえる
- 絆の相互性を尊重する
- 自尊感情と自己有用感を尊重する
- 官民の支援活動・団体との連携を図る
- 復興ではなく新たな共生社会の創造を目指す
事業目的
- いのちに対する支援を行う。
- 被災者を「巨大なホームレス状態」におかれた人々と捉え支援を行う。
- 「もっとも小さくされた者」あるいは「谷間におかれた人々」に焦点を当てる。小さく、かつ長く支援する。
- 被災によってこれまであった格差が拡大され、新たなる貧困が生み出されることがないように自立支援型の活動とする。
- 無縁状態に対する支援は、自立のみならず人生に寄り添う支援であるゆえに、トータル性と継続性を持つ。
- 復興ではなく、創造的支援を行う。新しい街づくり、社会形成への参与。そのための人材育成の取組を行う。支援者は、常に被災者(地)から聴き学ぶ姿勢を持つ。「支援―被支援」の構造を止揚し、新しい社会形成を共に行う。