石巻の『ちいきの駅』オープン
石巻市稲井地区に〝お買いもの処とまと”がオープンしました。
この場所は東日本大震災後に石巻や女川で活動を続けている3つの団体の、
立ち上げにかかわったリーダーが共同で立ち上げ、始動した場所です。
一般社団法人コミュニティスペースうみねこの八木さんもこのメンバーです。
車が4台ほど停められる駐車場に2つの建物があり、
奥のタイニーログハウスには石巻市内で作られている商品が並びます。
手前の飲食できるスペースには、地域の方々が作るお惣菜などを並べるそうです。
八木さんは、この場所にある3つの柱を大切にしていきたいと話してくれました。
◆”とまと”の3つの柱
①震災後の生活再建した地域の中での居場所の創出。
⇒稲井地区は被害がない地域のため、震災後他の地域から移転してきた世帯が多くあります。
10年経過した今でも、あまり地域のコミュニティとの交流がない様子があるとのことです。
②雇用づくり
⇒子育て世代のお母さんの働き先として活用していく。
③SDG’sの目標12への貢献
⇒B級品とされてしまう農作物の販売。地域のパン屋さん、お菓子屋さんからの
消費期限が近い商品の販売。食品ロス対策。
小さな小さな地域の駅のような場所ですが、
ここが地域の方々の集まる場所となって、
毎日に彩を添えてくれる予感がします。
【 記事:吉田 】