第4回かづろうさんげ食堂開催 いよいよ冬到来です!

11月24日 曇り空の隙間から青空がのぞき、わずかな日差しが冷え切った空気を少しだけ和らげてくれます。復興交流館あぜりあにて、第4回かづろうさんげ食堂が始まりました。

一人でも多くの村の方々に来て欲しいと毎回願いながら、数日前に役場、社協、企業、個人等50枚ほど配ります。さて、今日は何人が食べに来てくれるのか、期待が膨らみます。

本日のメニューは、豚汁、キノコの炊き込みご飯、白菜の浅漬け、大根の漬物、みかん。野菜とキノコで見るからに健康的な献立です。温かい食べ物は、気持ちも温めてくれるはずです。

     

早速、チラシを見た方が、お友達を誘って4人で来てくださいました。その後、副村長、葛尾村に来ているアーティスト、近隣で働いている方々、旅行中の方が次々と来てくださり、テーブルを囲んでおしゃべりしながら、楽しいひとときを過ごしていました。今日は、44人の方々が来てくださいました。

村の方に葛尾の冬の食べ物について聞きました。                          葛尾村の冬は厳しく、農作業もできないため、昔から夏ごろから保存食を作るのが当たり前でした。例えば、ふき、きゅうり、白菜、大根は、塩で漬け込み、冬になると塩気をとり、再度漬物にしたり、ふきは佃煮として登場します。特にふきは、お葬式には欠かせない食べ物だったため、必ず家には塩漬けのふきがあったそうです。今は、季節を問わず食べたいものを購入することができるようになり、昔の習慣が薄れつつあります。特に高齢の方々から、葛尾村ならではの食文化を教えてもらうことは、とても興味深く、同時に残していかなければならないことだと思います。

寒くなっていくと、外に出る機会も減っていきます。みなさんの顔を眺めながら、12月も温かいものを一緒に食べる機会を持ちたいと思いました。さて、そんなメニューを考えようか・・・

【記事:豊田】

 

 

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