秋田大雨災害への支援②

7月の大雨の被害に会われた方々に心よりお見舞い申し上げます。9月にもまた新たな地域に大雨による被害が出ております。被害に会われた方々と災害支援に対応されている方々が、1日でも早く日々の暮らしに戻れることを願っています。

 

秋田市で活動されているNPO法人あきた結いネットさんでは、

発災直後より被災者の方々への物資支援を中心とした困りごと相談を行っております。

秋田市の災害支援の拠点「story cat」です。

秋田も10月に入り、朝晩に長袖が欲しい秋の気温に移ってきています。

来月には雪も降りだすため、早々に暖房器具の準備など冬を越す準備が必要となっています。

 

9月中旬にあきた結いネットさんを通じて秋田支援に入りました。

元財団職員の熊谷さんも岩手から応援に来てくださいました。

2日前に新たに大雨の被害が出ていたため、土曜日に行われている炊き出し支援に加え、

新しい浸水地域への訪問調査と7月に訪問した地域へ越冬のニーズがあるか、みなし仮設の利用など制度の説明を中心に再訪問を行いました。

東北を中心に全国から応援に来ています。

あきた結いネットさんには、福島・宮城・岩手、遠くは大阪・福岡から

災害からの復旧へ少しでも力になりたいと応援に来ている方々が集まりました。

 

訪問した方々の中で、高齢のご夫婦が2日前に床上浸水となり、

奥様が少し雨が降るととても怖がってしゃがみこんでしまうところを旦那様が支えながら、

この先の生活の再建についてどう進めたらいいかお二人ではやりきれないというお話を聞きました。

浸水した高さが分かる外壁

これから冬を過ごすにあたっても、

今の被災した家に住み続けられるのか、1世帯1世帯によって状況が違っています。

1人1人に合う生活の再建の道筋を本人と一緒に考えながら、

あきた結いネットさんのような地域の民間団体と、行政と、専門職の方々など

地域のいろいろな方々が協力して何ができるかを話あえる場所が望まれています。

車から支援物資を届けました。

佐竹知事は災害ケースマネジメントについて進めていくということを話しておりますので、

被災者が1日でも早く日常の暮らしに戻れるための、

地域の資源が協力し合う仕組みづくりに期待してしまいます。

9月30日にもチーム王冠さんからの物資を届けました。

【 記事:吉田 】

〇この活動は公益財団法人日本財団の助成金を利用しています。

更新情報を受ける

Pocket