そしてバトンはわたされた!~想いのリレーをつなぐ~の巻

以前に紹介しました、台風19号被災地における買い物支援

山田町全域と宮古市にボランティアの募集をしていましたが、

なんと、嬉しいことに買い物支援に協力してくれるボランティアさんが見つかりました!

今年一年、地域に聞き取りを行いボランティアさんを探してきましたが、なかなか協力者が見つからずに悪戦苦闘してきました。地域に必要なサポートをどんな仕組みでフォローしあうのかを多方面から探り、出した結論は、3つの方法です。

ひとつは、買い物支援をボランティアさんで運営する

ふたつめは、移動販売を充実させる

みっつめは、現在運行している公共交通機関の利便性の向上

 

この3つの出口に向かい、それぞれにアプローチを行ってきました。

しかし、いずれも難航…

移動販売と公共交通機関については、この極めて小さな地域に対し、大きな組織を大きく変化する必要があります。

しかし、わたしたちの無謀なチャレンジに耳を傾けてくださったのが”いわて生協”さんです。実現まで少し時間はかかりますが、田の浜地区においての移動販売が実現することに希望が持てそうです。

そしてやっとの思いで出逢えたボランティアさん2名は、いずれも田の浜地区の地元の方々です。

「かわりに買い物はできないけど、一緒に乗せていくよ」と男性Kさん。

「一緒に乗せていけないけど、かわりに買い物してくるよ」と女性Sさん。

なんと、見事に双方のできないところをカバーしあえるボランティアさんに出会えたのです。

おふたりは、財団の取り組みに共感し賛同してくだったのです。(感謝!!)

ボランティアさんの車に乗って買い物 頼まれた焼き魚を吟味中

 

3月からはボランティアさんによる買い物支援を行い、買い物支援のバトンは財団から地域ボランティアさんに渡されました。

今後の買い物支援の要請やボランティア募集については、山田町に新たにできた「一般社団法人BlessU(ブレスユー)※」が引き継ぎます。そして何を隠そう、この支援団体ブレスユーは、大槌事務所のスタッフ(中居&村上)が立ち上げた新法人です。(※ホームページ準備中。今後は、新法人のホームページで台風19号支援の様子を発信していきます)

財団の「共生地域の創造」のリレーは、

想いを継ぐ人々をバトンでつなぎ、災害からの真の復興を目指していくのです。

(なかい)

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