買い物支援~ボランティア募集中!の巻~

 

2020年より、田の浜地区で取り組んでいる「買い物支援」

わたしたちの行う買い物支援は、2020年10月から2022年12月まで約500件の利用があり、田の浜地区にとってなくてはならない支援になっています。しかし、今年度をもって台風19号支援事業は終了となります。

支援終了を目前に控えた今、この買い物支援のカタチを残していくための仲間づくりと仕組みづくりに取り組んでいます。

以前、当地区内で買い物ボランティアを募ることが出来ないかと聞き取りを際、「自分自身も高齢のため誰かを乗せて運転することに不安を感じている」「自身も間もなく免許返納することから、自身の今後でさえ不安」と声がありました。

そのため当地区だけでは難しいと感じ、山田町全域と宮古市に範囲を広げ、ボランティアを募ることにしました。地元スーパーや企業、公共施設にボランティア募集のチラシを貼り、より多くの仲間を募ります。

地元企業においては、職員が必ず集まる場所の食堂や階段付近、エレベーターに貼ってもらいました。

地元スーパーには、「年末に息子が帰省してから買い物に行くのでそれまでお正月のお餅は残っていますか?」という問い合わせがあったそうで、このような声を聞くと、より「より全地域に広がるべき支え合いだ!」と強く思う仕組みなのです。

お互いが住み慣れた地域で暮らし続けるために、過疎地域におけるもっとも身近で重要な課題です。買い物支援を利用した方々は、交通費の軽減だけでなく、計画的に買い物することによって浪費や食品ロスの軽減にも効果が出ています。

効果は経済的圧迫の減少・解消だけではありません。ひとが人とつながる、社会参加のきっかけにもなるのです。互いの孤立や孤独を解消し、互いの役割を取り戻す。本来ならば存在するはずの「昔ながら」の関係です。

不景気や流行り患いなど、自分自身が生きていくだけで精一杯なこのご時世だからこそ、今一度、地域社会へと帰るきっかけになればと願います。

 

(芳賀)

 

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