青葉がまぶしい生け花の里
生け花の里を守りながら、東日本大震災の震災孤児へ学資支援を続けている
NPO花見山を守る会髙橋さんにお会いしてきました。
花見山を守る会の事務所へ入ると天井から何かが干してあります。
何の植物なのか見てもわからないので髙橋さんにお伺いしました。
乾燥していたのは『菜の花』でした。
種を採取するために乾燥させ、その後タネを採取し、
来年のために里山に撒くそうです。
この菜の花の種は復興支援として全国から送られてきたタネを、
毎年こうしてタネを採取して増やし、繋いできたものだそうです。
「菜の花は花の時期がながくて、桜の頃も桜のピンク色と黄色がきれいなんだよ。
きれいに菜の花を咲かせるには、同じ場所に何回か撒くから
毎年50kgくらいの種が必要なんだ。」
と髙橋さんが教えてくれました。
青葉が映える生け花の里も案内していただきました。
今年も桜の季節には多くの方々が訪れたとのことです。
そして、来年来てくださる方のために、今年は水仙を植えているそうです。
生け花の里山内の道も少しずつ増えているようで、
花の季節が一段落したこれからは、除草作業が続くそうです。
「花見山を守る会にかかわってくれた方々への感謝の気持ちも込めて、
里山に来てくれた人たちには楽しんでもらいたいんだよ。」
という思いをこめて、園内を整備していっているとのことです。
NPO花見山を守る会では年間を通して活動されております。
夏には蛍の鑑賞会も予定しているとのこと。
福島の今の様子を見に、皆さんも一度生け花の里を訪れてみてください。
【 記事:吉田 】