川内村朝市で活躍中

福島県川内村で朝市を開催している昭和横丁へ訪問してきました。

昭和横丁の志田さん(中央)
広場に到着すると、キッチンカーでは温かい食べ物の準備真っ最中でした。

鯛焼きを焼く志田さん(奥)
2人のボランティアさんと一緒に、キッチンカーの中では、
志田さんが上手に鯛焼きを焼いていました。
手前には、たくさんの揚げたての天ぷらが準備完了。
キッチンカーの前ではタープの下に、新鮮な野菜や果物が置かれています。

朝市の商品がタープの下に並びます
人口がどんどん減少し高齢の方々ばかりが住んでいる川内村では、
各家庭で自前の畑を持ち、家庭で食べる分を栽培しながら生活してきました。
原発事故の影響で、畑で作物を収穫することをやめてしまった今、
年金だけの収入で、食料をすべて賄うことがとても難しい状況が続いています。
この朝市は、そんな地域の方々の楽しみの時間と、交流の場を作ってきました。
コロナが蔓延している間は、キッチンカーでの個別配送が多かったようですが、
この日は地域の方々が、続々と集まってきておりました。

商品を選び楽しそうに話す住民の方々
天ぷらを買う女性の方が多かったのが印象的でした。
揚げ物を家庭で調理するのは大変だけど、食べたいですものね。
そして、キッチンカーで近隣各地域を移動する中での、
大人気商品は『鯛焼き』なんだそうです。
志田さんが、せっせと鯛焼きを焼いていた理由がわかった気がしました。

鯛焼き・天ぷら・焼き鳥がラインナップ
今後、志田さんは地域食堂のような展開も視野に入れ検討しているとのことでした。
この朝市から、地域のコミュニティーの形が生まれてくることへのお手伝いを、
今後も続けていきたいと思います。
【 記事:吉田 】