『みんな農園~第21弾 お口にあめちゃん~』

岩手県大槌事務所では2019年に発生した台風19号で被害を受けた山田町船越地区で住民さんと共にコミュニティ農園を開園しています。

みんな農園が冬季休業中の2月。家に閉じこもるばかりで退屈をしている様子の皆さんと計画し、毎週水曜日に布ぞうり作りに挑戦することになりました。

今回、布ぞうり作りを教えていただく講師の方は、東日本大震災以前は田の浜地区にお住いになっていた男性です。みなさんとの10年ぶりの再会に喜び、思い出話に花を咲かせていました。

講習2回目を終えた時点で男性も含め延べ26名が参加。今月はストラップサイズの小さな草履への挑戦でしたが、鼻緒の部分の三つ編みに思いのほか手こずり、

「なぁに、わらす(子ども)の三つ編みだって何十年って前だものぉ…わっせーだが(忘れたよ)!!」との叫びから、そこからのみなさんのやり取りを記したいほど賑やかだったおしゃべりが暴走し始めます。(いつものパターン)

“おしゃべりしながらも手はしっかり動かすんだよなぁ”と肝心しながらも、みなさんにあめ玉を頬張らせブレーキをかけます。その後もあちこちで「先生!先生!」と、もう誰を呼んでるのか分からない程のバタバタ状態に、換気のために窓を開けているにも関わらず大槌事務所3姉妹は流れる汗が止まりません。

やる方によって編み方が異なる布ぞうり。手順を覚えるのに必死であっという間の時間でしたが、1回目から楽しいと言っていただき、講師の方も大変喜ばれ疲れも感じなかったようです。3回目は講師の先生はお休みなので私たちとみなさんで自主練習。

本当に学生時代を思い出してるのか「来週は私たちだけで自主練です」と言うと「は~い!わかりました~!」と女学生のような元気な返事が返ってきました。今回は学級委員長と化した私はいろんな意味で大丈夫かなぁ…と心配です(笑)

 

(村上)

センターの大広間いっぱいのテーブルも埋まり、いつの間にかステージにいたはずの講師の方も飛び出しちゃいました

漁師のお父さんも普段から網さやめ(修繕)をしているため三つ編みもお手の物

 

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