「楽しみながらやらないとダメだし」

この度、火山島フンガトンガ・フンガハアパイの噴火と、それに伴う地震や津波で被害にあわれた皆さまへ謹んでお見舞い申し上げます。
そして、被災された方々が一日も早く元の生活に戻れることを、心よりお祈り申しあげます。


2019年10月12日の台風19号は宮城県に大きな被害をもたらしました。

10人死亡、1人行方不明と、自治体単位では全国でも最多の犠牲者を出したのが丸森町です

仮設住宅には115世帯、217名が入居(2021年12月31日)されており、未だ復興途上です。

町内最大の仮設住宅

被災者向け災害公営住宅及び町営住宅の完成予定は、2022年3月となっています。

そのため仮設住宅入居期限は2022年10月まで延長されます。

 

発災当初から被災全地域をボランティアで暖かいラーメンを配って回っているのは

素泊まりの宿大槻屋の主・大槻さんを中心とする丸森屋台プロジェクトの皆さんです。

ザンビアのテーブルクロスの食堂

現在、2巡目に入っていて、2021年10月に町内の全被災地域へ行き、温かいラーメンを

お届けしたとのこと。先月も1日2か所を訪問し地域の方に50食のラーメンをお届けしました。

ラーメン屋台とスタッフのみなさんと一緒に。パチリ!

コロナ感染症の影響により外に出る機会が少なくなった住民さんにとって、

この活動が「集まる」よい機会となっています。コミュニティも少しずつ育まれているようで

丸森屋台プロジェクトのみなさんもそのあたりを期待しながら楽しみしているそうです。

 

何かをやろうとすると目の前に壁が立ちはだかったり、苦労も多いですが、

「楽しみながらやらないとダメだし。」と笑いながら話す大槻さんです。

2021年2月に起きた福島県沖の地震で宿のお風呂が使えなくなる被害に見舞われ、

不便を強いられましたが念願の五右衛門風呂を導入し、ひとつ夢が叶ったとも話してくださいました。

素泊まりの宿大槻屋をご利用の際は五右衛門風呂に入りながら薪をくべる大槻さんと

窓越しの会話を楽しむのもオツですねー!^^

お湯を焚く人とお風呂に入っている人とが窓越しに会話する場面に憧れる大槻さん

【 記事:吉田 】

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