『みんな農園~第20弾 カラーあふれる12月~』
この度、火山島フンガトンガ・フンガハアパイの噴火と、それに伴う地震や津波で被害にあわれた皆さまへ謹んでお見舞い申し上げます。そして、被災された方々が一日も早く元の生活に戻れることを、心よりお祈り申しあげます。
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岩手県大槌事務所では、2019年に発生した台風19号で被害を受けた山田町船越地区で住民さんと共にコミュニティ農園を開園し作業しています。
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秋の野菜の収穫が終わり、すっかり冬到来になった農園は春まで一旦お休み。
住民のみなさんも風が冷たくなり家からあまり出てこなくなってしまったので静まり返った農園は寂しい限りです。そこで、この寒い冬を一層楽しむために12月に開催した寄せ植えと正月飾りの様子をお伝えします。
この時期の花と言ったら葉牡丹。いつもお世話になっているグリーンハートやまださんにお願いし、大事に大事に育てていただいていました。同じように見えて一つひとつ違う表情の葉牡丹と一緒に合わせるのは、かわいいビオラに、それぞれが気に入ったカラーリーフを添えます。
ゴージャスな雰囲気にしたりおしとやかな雰囲気にしたりとさまざまですが、みなさんのお悩みに講師からアドバイスをいただき素敵な寄せ植えができました。
帰り際には、グリーンハートやまださんから時期外れのミニトマトなどの野菜をいただきました。このトマトは本当に甘く日持ちもするためすぐ売り切れてしまうほど人気商品に、みなさん大興奮!ついでにスタッフも大興奮!
この日は田の浜地区の他行事と重なってしまい参加される方が少なかったですが、それでもいつも通り大変にぎやかな寄せ植えとなりました。
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そして、クリスマスへと街も賑わってきた日。我が田の浜地区ではクリスマスを通り越しお正月の話がチラホラと聞こえます。お正月はお盆の次に忙しい行事のため12月に入ると正月のことで胸がザワザワするそうです。
そこで、クリスマスとお正月どちらにも使えるお飾りを作り、心を落ち着かせようとミニカップ飾りを作りました。コップを持参してもらい好きな造花や小道具で装飾していきます。
6mもある巨大テントを張りスタンバイ。当日農園に集まった方は14名集まり、始まる前からとってもにぎやか。序盤から「みんな聞いてぇ!」と叫ぶスタッフの声もむなしく、思い思いの飾りつけを始めておりました。
やはりはっきりした色味を好まれていましたが「こういう色も組み合わせると意外に合うよ」とアドバイスすると、意外性にみなさん驚き完成した作品に満足されていました。
晴天ではありましたが気温が上がらなかった為、当日お母さん方に作っていただきお汁粉のお振舞。
すると、「しょっぺぇ(塩辛い)のも必要」と、ご自身でつけたお漬物を持参してくれる方もおり楽しい時間となりました。