ひまわりの種をシャロームさんへお届けしました!
今年も共生財団の宮城と岩手の各事務所はNPO法人シャロームさんの
ひまわりプロジェクトに参加しています。
ひまわりを通じた「絆づくり」を目指してー
2011年の夏は、被災地の福島を元気づけようと、たくさんのひまわりの種が福島へ寄せられました。私達は、この大きく育ったひまわりから、人々の暖かさと大地に生きる元気をもらったような気がします。
私たちは、この多くの全国の方々との絆を深めながら、この長期化する被災地の復興への支援をお願いするため、2012年より新たに「ひまわりプロジェクト」を実施し、協力者を募ることといたしました。シャロームは、障がいを持つ方も、持たない方も、共に生きる温かいまちづくりを目指して長年活動してまいりました。 しかし、2011年の原発事故で状況は一変してしまいました。土壌汚染の明らかな土地でのひまわり油の生産は断念せざるを得なくなってしまったのです。
しかし、県外の支援者の方々との交流の中で「来年からは種を送ってください。私たちがひまわりを栽培し、ひまわり油の原料としての種を送り返しましょう。」という温かい提案をいただきました。ひまわり栽培を通して生まれた「思いやりのネットワーク」が、新たな災害時には福島から全国の被災地を支援するネットワークとして機能することをめざし、2014年度より栽培協力者の皆さんとの絆を深めるための地域間交流事業にも力を入れております。この事業が全国に広がり、福島と福島を支援する方々の絆となっていくことを願っております。NPO法人シャローム
今年採れたひまわりの種を一般社団法人シャローム福祉会のベーシック憩さんの事務所へ届けてきました。
今年の利用者さん代表、自治会長の羽田理紗さん(向かって右)と副会長の宮川華さんから
ご挨拶と感謝の気持ちを頂きました。
ひまわりのプロジェクトは主にPC班の方々がそれぞれの担当の作業を担いながら
商品の製造を行っているそうです。
ひまわりの種が届けられると先ずは丁寧にその重さを量ります。
そして、その重さをメモしながら足し算をしていく作業です。
計量が終わると一時的に米袋で保管し、ゴミや中身が詰まってない種を選別するとうみがけをしたのちに
ひまわり油となります。ひまわりの種約1kgでひまわり油1本分の油がとれるそうです。
毎年1,500本のひまわり油をつくることができているそうですが、
目標は2,000本作れるくらいの、たくさんのひまわりの種が集まってくれることだそうです。
別の作業場では利用者さんがひまわりせんべいが割れていないかの検品作業を行っていました。
検品作業をしていた甲野藤さんは、とても注意力と丁寧さが求められる作業なんですと
話しながらも「新型コロナウイルスによる自粛期間でも、あまり影響なくここで作業ができて
とても嬉しいです、毎日ここで仕事をするのが楽しいです。」と話してくれました。
今回、直接ひまわりの種を届けて、わたしたちが育てたひまわりの種が、
さまざまな作業工程で誰かの役に立っていたり、誰かの楽しみになっていることを知って
良かったなーと改めて思いました!
【 記事:吉田 】