くまもと伴走型支援現地団体の活動レポート『NPO法人でんでん虫の会』
2003年のおにぎりの配布から始まり、ホームレス支援を現在まで続けている
NPO法人でんでん虫の会の近況の活動報告が届きました。
でんでん虫の会さんでは、相談者の方を会員として迎え入れ、見守りやお話し会などに参加しながら、
それらの活動の中でボランティアをしていただき、自分の居場所を見つけていく相互多重の仕組みを作っています。
この会員数が熊本地震の際に新規会員(新規相談)が80人増えたように、
新型コロナの影響により今年に入り新規会員(新規相談)は50件を超えているとのこと。
現在、熊本市内で確認されているホームレス状態の方は約10名くらいと想定されていると聞きましたが、
車中泊やネットカフェなどで過ごしている潜在的なホームレスの方々の存在を
でんでん虫の会さんでは懸念していました。
活動の中でも、最近の相談者さんの傾向として多くなってきているものとして、
本人に何らかの特性があるものの、その特性は明らかにされておらず、
それ故に生きづらさを抱えている方々からの支援要請が多くなっているとのこと。
このようなケースでは相談支援員に専門的なスキルが求められる。
幸いにも、ボランティアで協力してくれる専門職の方々がいるため支援活動が継続できているとのこと。
でんでん虫の会では会員さんへ繋がりと居場所を提供することを目的に、
会の活動へのボランティアやサロンへの参加などを積極的に取り入れている。
新型コロナの影響で人数の多いサロンの開催はできないため、
つながる安心訪問事業を強化しつつ、サロンについても少人数の開催を目指しています。
【 記事 吉田 】