愛媛を訪問しました。

愛媛の西日本豪雨で被害を受けた地域で

元気に活動している団体の方々を訪ねました。

東北から向かったので、愛媛は暖かいことを予想してましたが、

当日は雪。。。こんなどんよりな天気でした。

写真の斜面一面みかん畑です。海とみかん畑。

天気のいい日に見たかったなぁ、きっととても綺麗だろうなぁ。

 

今回訪問したのは八幡浜市・西予市・宇和島市です。

 

☆八幡浜市でお会いしたのは地域の活性化を企てている、コダテルの濱田さんです。

現地の被害の現状をお伺いしたところ、

愛媛のほかの地域に比べると被害自体が少ないこともあり、

一部のみかん農家さんを除いては、すでに元に戻っている雰囲気だとのことでした。

濱田さんが懸念されていたことは、他の地域に遠慮して素直に「助けて欲しい、困っている」と

声を上げられていない人がいるのではないかということでした。

また、南海トラフなどの大きな災害時に、必要な人に支援を届けるために今から何が出来るかを、

西日本豪雨災害を振り返りながら行政や他の団体と一緒に考えて行きたいと動き始めているともお話しくださいました。頼もしい限りです。

写真は当団体の理事でもある赤坂(左)と濱田さん

次にお伺いしたのは、八幡浜みなっとみなと交流館の木村さん。

八幡浜のために本当に色々な活動をされている方で、

見せていただいた『みかんツリー』はオレンジのみかんのオーナメントが可愛らしい

クリスマスツリーのプロダクトでした。

 

☆西予市では、NPO法人シルミルのむらの山口さんにお会いしました。

団体の活動している野村町は山の谷間にある町のため、

町内の川がまるで小さな津波のように、多くのものを飲み込んだそうです。

お話を聞いていて、とても他人事には思えない気持ちがこみ上げてきました。

こちらの団体職員全員が被災していて、地域のために活動しながらもご自身の再建もあります。

本当にお伺いしきれないほどのご苦労が続いていると感じました。

仮設住宅からの転居はこれから始まるとの事でしたので、東北からできることを先ずは届けたいと思いました。

 

☆宇和島市は、子どもたちへのサロン活動をされている、うわじまグランマの松島さんと折原さんで

す。災害前から子どもの支援をされているとても素敵なお二人です。

豪雨災害をきっかけにコミュニティの大切さに気がついた地域の方々が、

地域食堂などを始めていてよく相談されるそうです。

これから、それぞれの小さな団体を取りまとめていく、大切な役割を担っていくように感じました。

出会いは自然災害という人の力ではどうしようも無い出来事がきっかけですが、

出会った方々は、皆さんそれぞれが思いを持ち、新しい何かを地域に生み出していく方々でした。

わたしたち財団は、これからも愛媛に伴走していきます。

 

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