- 2026.03.17
- はじまりの場所へ
支援プロジェクト
当目地区の加工場、大掃除前の下見に行ってきました
春の気配がほんのり漂いはじめた今日、NPO法人当目の加工場を訪ねました。目的は、もうすぐはじまる「漬物プロジェクト」の大掃除に向けた下見。でも正直に言うと、それ以上に、この場所がこれからどんな場所になっていくのかを、みんなで確認したかったのです。

作業場所の様子
久しぶりに開いた扉
加工場に足を踏み入れると、ひんやりとした空気と、時が止まったにおいが出迎えてくれました。しばらく使われていなかった場所特有の静けさがありながらも、窓から差し込む光が床を照らして、「ここはまだ生きている」と言っているようでした。
棚や機械をひとつひとつ確認しながら、「ここに人が集まって、野菜を刻んで、笑いながら漬物を仕込む場面」を思い描きました。その想像が、じんわりと温かくなってくる気がします。

この機械があれば遠くまで商品を運べます
なぜ「漬物」なのか
このプロジェクトが大切にしているのは、ただ商品をつくることではありません。地域のみなさんに「出番」をつくること。自分が必要とされる場所、顔なじみと語り合える時間——そういうつながりを、一本の漬物を通して取り戻していこう、という想いがあります。
過疎化や高齢化が進む地域では、日々の「役割」を失うことが、じわじわと人の元気を奪っていくことがあります。当目地区でも、そんな現実と向き合いながら、それでも「ここで生きていく」という意志を持った人たちが集まって、このプロジェクトが生まれました。
漬物は昔から、各家庭に受け継がれてきた知恵の結晶です。おばあちゃんの味、母の手つき、秋の仕込みの風景——そういう記憶を持つ人たちが、また一緒に台所に立てたら、どんなにいいだろう。

隣の古民家の様子
さあ、大掃除だ
下見を終えて、やることリストはしっかり頭に入りました。床の拭き掃除、民具の整理、機材の確認……大掃除当日はきっとにぎやかになりそうです。
「きれいにして、みんなを迎える」——その準備ができることが、なんだかもうすでに、プロジェクトのはじまりな気がしています。
次回は、いよいよ大掃除本番の様子をお届けします。どうぞお楽しみに!

隣の古民家も一緒に片づける予定です
【 記事:吉田 】