- 2026.04.06
- お団子を作って、お神輿を担いで—— 学生ボランティアWILLと輪島の春
災害支援
2025年4月輪島市学生ボランティアWILL

打合せを行いながら活動を進めています
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全国の大学から集まった学生ボランティアWILLのメンバー9名が、週末の2日間にわたって輪島市での活動に参加しました。傾聴サロン、そして春祭りの運営サポートを通じて、地域の人々とともに「日常」を取り戻す時間を共にしました。
お団子づくりの傾聴サロン
1日目は、輪島市内の「お宮カフェ」と「楽生食堂」のコラボ企画として開催された傾聴サロンに参加。地域の住民さんたちと一緒に、手でこねてつくるお団子づくりに取り組みました。
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みんなでお団子をつくる

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お宮カフェ × 楽生食堂のコラボ

お団子を作りながら、自然と会話が生まれていきます。料理をしながら話すという場の力は大きく、「傾聴」という言葉がすとんと馴染む時間でした。学生たちは話すことよりもまず、隣に座って耳を傾けることを大切にしながら、住民さんたちと穏やかな時間を過ごしました。 住民さんの中には、昨年来てくれた学生のことを覚えていてくださった方も。「また来てくれたの」と顔をほころばせながら、近況を話してくださる姿がありました。継続した関わりだからこそ生まれる、温かなつながりです。
重蔵神社の春祭り——地域の日常を、ともに
翌日は、重蔵神社の春祭りへ。準備から始まり、おみこしの巡業、そして片付けまでの一日を、地域の方々とともに担いました。
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重蔵神社での春祭り準備

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おみこし巡業のひとコマ

地域で長年受け継がれてきたお祭りを「開催できた」という事実は、数字では測れない意味を持ちます。被災後も変わらずその年に祭りが行われたこと——それ自体が、地域の人々にとって「日常が少し戻ってきた」という感覚をもたらすのかもしれません。
祭りは、過去から未来へとつながる「記憶の場」でもあります。笛の音、みこしを担ぐ掛け声、道沿いに立つ人々の笑顔——そこにある景色そのものが、復興の確かな証ではないでしょうか。
昨年から続く、「継続」という支援の形

今回参加した学生たちは、北海道から九州まで、さまざまな大学の学生さんたちです。一度きりではなく、昨年に続いて能登に足を運んでくれている学生も多く、「また来た」という継続性の中に、新しい支援のあり方が見えてきます。
住民さんに名前や顔を覚えてもらえること。前回の会話の続きができること。それは、ボランティア活動が「関係」へと育っていく瞬間です。学生たちにとっても、能登は単なる活動の場ではなく、つながりのある場所になりつつあります。
これからも、この輪を少しずつ広げていけるよう、活動を続けていきます。

【 記事:吉田 】