最初の一ヶ月は怒涛の一ヶ月!? 大槌事務所・新人Nの研修日誌

大きな期待と少しの不安を胸に、当財団・岩手県大槌事務所に8月より仲間入りしました中居です。大槌町に隣接する山田町からの40分の道のりを、某イケメン’sキッチンを聞き流しながら通勤するのが日課となっています。

仲間入り早々、業務を覚えることに必死なわたしを襲ったのは研修の嵐!!

 

8月10日、岩手県一関市において日本赤十字社医療センター秋山恵子先生を講師に招いたコミュニケーションスキルアップ研修会が行われました。

わたしたちが対人支援を行ううえで心掛けるべき事柄を教えていただきました。

また、改めて自分自身を振り返り知ることで、どのように自己表現し、どんなコミュニケーションができるのかを学び取ることができました。

 

8月22日、雨降る肌寒い花巻空港を出発し向かったのは快晴の福岡空港。

岩手県と福岡県の気温の温度差は10度以上もあり、翌日から始まる研修に「一体、何枚のハンカチが水没するのだろう・・・」と思いながら北九州市へ向かいます。

 

そんな猛暑の福岡県では、2日間にわたり当財団理事長・奥田が代表を務める「NPO法人 抱樸」の”ホームレス自立支援センター北九州”と”抱樸館北九州”の2か所を訪ねました。

   会場設営 みんな汗だくです        かわいらしい演出も

ホームレス自立支援センターでは、毎週水曜日に行われる「すいカフェ」に参加させていただき、入所者のみなさんと高校野球決勝戦を観戦しながらホッとひと息。

自然とできあがっている適材適所な役割分担のもと、お互いが声をかけあい、自主的にカフェを切り盛りしている姿が印象的です。

 

抱樸館北九州では、医療機関への診察や入院している方のカンファレンス立ち合いなどに同行させていただきました。

また同施設内で運営されているレストランでは、入所者のみなさんと共においしいランチをいただき、施設での過ごし方や施設で行われているイベント等について話を伺いました。

オープンでアットホームな雰囲気の同施設は、まるで「家族」のようで、職員の方々や入所者のみなさんの、柔らかく優しい笑顔がとても素敵です。

【左】ホームシックに拍車をかける北九州の夕焼け

【右】伴走型支援士講座 奥田理事長による講演の一幕

8月25日から3日間にわたり、「伴走型支援士2級認定講座」を受講するため熊本県を訪れました。

街の中心地にも未だ倒壊した建物が残り、震災の爪痕が見られます。

3日間にも及ぶ講座のなかで、目指すべき伴走型支援のカタチとミッションを学ぶことができました。

お世話になったみなさんや同じ志のもと集まった全国の方々との出会いから得た大きな収穫と、お土産で膨らんだ大きなカバンを携えて帰路を急ぎます。

 

その他にも、宮城県石巻市で行われた当財団主催のシンポジウム「被災地から考える社会保障フォーラム」や、岩手県陸前高田市で開催された「現地会議(ifc・JCN主催)」に参加し、多忙で有意義な「最初の一ヶ月」を過ごすことができました。

 

この「最初の一ヶ月」で学び得たことや、たくさんの個性との出会いが、大槌町で活動を行ううえでの礎となるよう、

そして、地域に根ざした支援活動で町民から愛される「家族」のようなチームとなれるよう、

一生懸命に取り組んでいこう!と、改めて思う中居なのでした。

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