その他の災害支援Disaster Area Inspection Project
背景
東北から届ける
当財団は、地域に根差した共生地域創造の理念に基づき、全国で発生する大規模災害において、迅速かつきめ細やかな支援活動を展開しています。その根底にあるのは、東日本大震災での経験から得た「官民連携」と「最も小さくされたものへの支援」という深い学びです。
私たちは、被災者一人ひとりの生活再建を中心に置いた「災害ケースマネジメント」の手法を重視しています。これは、被災者の個別状況や生活状況を丁寧に把握し、行政だけでは手が届きにくいニーズに対して、多様な支援策を組み合わせて伴走する仕組みです。大船渡アクションネットワーク会議などで培った知見を活かし、地元の民間団体や災害支援団体と連携を図りながら、被災された方々が孤立することなく生活を再建できるよう、包括的な支援を目指して活動を続けています。
私たちの思い真の復興とは
災害からの復興は、単なるインフラの復旧や物理的な再建だけで完結するものではありません。私たちは、被災された方々が再び安心して日常を取り戻し、希望ある未来へと一歩を踏み出す人の復興こそが、真の復興であると考えています。
だからこそ、私たちは「最も小さくされたもの」へ眼差しを向けます。行政の支援枠組みから漏れがちな在宅避難者や車中泊避難者など、困難な状況にある方々に寄り添い続けること。被災者一人ひとりの声に耳を傾け、その苦しみや不安を分かち合いながら、生活再建の日まで共に在り続けることが、私たちの使命であり、「誰もひとりにしない」支援の形です。
実績
そのほかの災害支援
これまでの主な災害支援活動および助成実績は以下の通りです。
- 実施年
- 災害名
- 活動地域
- 主な活動内容
- 関連助成金(支援団体数)
- 2016年
- 熊本地震
- 熊本県
- アクションネットワーク会議運営、在宅・車中泊避難者支援
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- 2016年
- 台風10号被害
- 岩手県岩泉町
- ボランティア派遣、現地団体支援
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- 2018年
- 西日本豪雨災害
- 愛媛県
- ボランティア派遣
- 「えひめ伴走型支援助成金」(4団体)
- 2019年
- 台風19号被害
- 宮城県丸森町
- ボランティア派遣
- 「丸森町伴走型支援助成」(2団体)
- 2020年
- 7月九州豪雨被害
- 九州
- 現地団体を支援
- (4団体)
- 2021年
- 8月九州豪雨災害
- 九州
- 現地団体を支援
- (2団体)
- 2021年
- 7月伊豆山土砂災害
- 静岡県熱海市伊豆山
- 現地で活動する団体を支援
- (2団体)
- 2022年
- 3月福島県沖地震
- 福島県沖
- 現地で活動する団体を支援
- ー
- 2022年
- 8月大雨被害
- 山形県飯豊町、新潟県関川村、福井県南越前町
- 現地団体・地域を支援
- ー
- 2022年
- 9月台風15号被害
- 静岡県静岡市
- 現地団体を支援
- ー
- 2023年
- 7月豪雨被害
- 福岡県久留米市、熊本県益城町、秋田県秋田市
- 秋田市では「あきた結いネット」と協働で物資配布と個別相談支援を実施
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- 2024年
- 1月能登半島沖地震
- 能登半島沖
- 現地拠点設置、支援継続中(2025年現在)
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今後の課題
被災地の復興のために
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災害ケースマネジメントの担い手育成
被災者のニーズは時間の経過と共に複雑化・長期化します。東日本大震災や熊本地震の教訓から、行政や既存の支援の枠組みから漏れがちな人々も含めて、人の復興を中心とする「災害ケースマネジメント」の重要性が増しています。私たちは、被災者一人ひとりの生活状況に合わせたきめ細やかな計画策定を行い、官民連携による継続的なサポートを維持できる担い手を育成することが重要だと考えています。このノウハウを全国の実践者と共有して支援の輪を広げ、質の高い支援が地域に行き渡るよう尽力します。
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現地支援団体との持続的な連携
災害後の復旧・復興を真に地域に根差した「共生地域」を創るためには、外部からの支援だけでなく、現地団体自身の自立と活動継続が不可欠です。私たちは、助成金や人的なサポートに加え、災害ケースマネジメントや官民連携のノウハウを共有し、現地団体の支援能力向上に取り組んでいます。地域の方々が主体となって支え合う仕組みを作り、持続可能な連携体制を構築することが、長期的な復興を支える鍵となります。今後も現地団体と共に歩み、地域が「活きる力」を育んでいきます。