能登半島沖地震への活動⑦

被災地での支援活動 ー 人と人がつながる復興へ

能登半島地震からの復興は、まだまだ道半ば。そんな中、私たちは「人が人として大切にされる支援」「被災地に住む方々が主役の復興」を大切にしながら、さまざまな活動を行っています。

物資配布 ー 生活の支えと心の拠り所

毎週土曜日、輪島ファーストペンギンでは支援物資の配布を行っています。毎回400人以上の方々が訪れ、食料や日用品を受け取られています。

「食費が助かるのはもちろん、地域の方と顔を合わせて話せるのがありがたい」

そんな声を多くいただきます。多くのものを失った今、こうした場所が人々の心の支えとなっていることを実感します。

海岸の隆起で地域の方がよく食べていた海藻が食べれないとのことで、もずくをお届けしました。

サロン活動 ー ひと息つける場所を

避難生活が長引く中で、心のケアもとても大切です。私たちは、被災者の方々が集まり、お茶を飲みながら会話できるサロン活動を続けています。

「家のこと、生活のこと、不安なことを誰かに話せるだけで気持ちが軽くなる」

そんな風に感じてくださる方が少しでも増えるよう、安心して過ごせる場所を提供し続けたいと思っています。

オンラインで臨床美術!

生活再建相談支援 ー それぞれの「これから」を一緒に

「家が壊れてしまった…」「この先どうすればいいのか分からない…」

そんなお悩みに寄り添い、個別の生活再建相談を行っています。制度の活用方法を一緒に考えたり、今できることを整理したり、一歩ずつ前に進むお手伝いをしています。

金沢の杉山真設計事務所さんがボランティアで現地確認している様子

復興支援 ー 「被災地の人が主役」

能登の復興には、地元の方々が中心となることが大切です。そのために、地域の声を大切にしながら支援活動を進めています。地元の特産品や文化を活かした取り組みを応援し、未来へつながる一歩を共に歩んでいきたいと考えています。

地域のためにサロンを始めた笑haha峠組さんへお菓子をお届け

全国からの支援がまだまだ必要です

被災地では、生活の再建に向けてたくさんの支援が必要とされています。物資の提供、ボランティア活動、寄付など、できることはたくさんあります。

「自分に何ができるだろう?」

そんな風に思ってくださった方、ぜひ一度、能登の現状に目を向けてみてください。皆さんのあたたかい支援が、被災地の方々の力になります。

一緒に、能登の復興を支えていきましょう!

地域で復興の話を始めた七浦地区。

※NPO当目さんが、当目地区の新たな交流拠点を作るクラファン実施中です。

豪雨と地震で崩れた当目の里山に、交流の場となる希望の宿をつくりたい(NPO法人当目 2024/12/25 公開) – クラウドファンディング READYFOR

地域の方の交流にこの地域を訪れる方も加われるような場所になることだと思います。

【 記事:吉田 】

更新情報を受ける