能登半島沖地震への活動⑤

能登半島地震の被害に会われた方々に心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。被害に会われた方々と災害支援に対応されている方々が、1日でも早く日々の暮らしに戻れることを願っています。

 

あるボランティアさんの記録 〇+10月+〇


最近の豪雨による災害の影響と支援活動の重要性についてお話ししたいと思います。

9月21日の大雨により輪島市内は大きな被害を受けました。今回は、蔦屋さんと一緒に物資を届けるために七浦へ向かった様子をお伝えします。

七浦への道のり

出発は朝の7時。金沢を出発し、七浦公民館に向かいましたが、通常通っていたトンネルが豪雨の影響で通行止めとなっていました。仕方なく、山越えをすることに。道中、海岸に近づくにつれて、川の氾濫や土砂崩れによって被害を受けた家屋や田んぼが広がっていて、目を背けたくなる光景が広がっていました。自然の力の恐ろしさを改めて感じました。

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公民館での再会

11時頃、ようやく公民館に到着しました。館長のますもとさんと久しぶりに再会し、いつものように笑顔で迎えてくださったのが印象的でした。重蔵神社さんからいただいたゴム手袋や高圧洗浄機、デッキブラシ、バケツなどを届けることができました。現在、七浦地区では113人の方が門前東小学校に避難しているとのこと。昨日、水が使える集落の18人が自宅に帰ったそうですが、まだほとんどの地区が断水していて、避難生活を余儀なくされています。

避難生活の現状

豪雨の後、陸の孤島となり、3日目くらいからヘリコプターによる避難が始まったとのことです。館長さんは、今日から戻ってきた方にお弁当を配るために公民館に待機しているとのことでした。避難生活は大変ですが、少しでも支援ができることに感謝しています。

ボランティア活動の様子

現在、ボランティアが入って泥出しなどを行っているとのことで、水が使えるようになったら高圧洗浄機は重宝するだろうと喜んでくださいました。必要なものはないかと聞くと、皆さんの笑顔が印象的でした。地域の人々が協力し合い、支え合っている姿に心が温かくなりました。

地域の人々のたくましさ

避難する様子を笑い話にして語る方もいて、農村に生きる人々のたくましさを感じました。大雨で被害を受けた方もいる中、皆さんの笑顔が絶えなかったのが印象的です。こうした状況でも、地域の絆が強いことを実感しました。

カフェの開催

木曜日は岩井戸公民館でミニコンサート「みんなで歌おう」が開催されました。参加者は11名で、皆さん大きな声を出して楽しそうに参加していました。体操の先生の指揮のもと、軽く体操を行い、高齢の方にもできる簡単かつ愉快な体操でした。最後には、カレーライスを食べて公民館を後にしました。とてもおいしいカレーで、たくさんお代わりをしてしまいました。

館長さんも挨拶に来られ、久しぶりの再会でした。今日は稲刈りボランティアの対応でとても忙しそうにしていました。岩井戸地区の水田は土砂が流れて倒伏した稲も多く、稲刈りが急務です。

支援活動の意義と今後の展望

このような支援活動を通じて、地域の人々とつながり、少しでも力になれたらと思います。今後も、災害支援の活動を続けていきたいと考えています。皆さんも、ぜひボランティア活動に参加してみてください。地域のためにできることはたくさんあります。

私たちの小さな支援が、少しでも被災地の方々の力になれば幸いです。これからも、地域の絆を大切にしながら、支援活動を続けていきたいと思います。


【 記事:吉田  原稿:抱樸からのボランティア K 】


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