染まれ!サムライブルー!の巻

今回のサロンは、山田町の生涯学習課・堀合先生をお迎えし、「藍染め体験」を行いました!
みなさんは、藍染めの完成品を見たことはありますが、実際に藍染めをするのは初めてとのこと。参加者12名といつもより多く、みなさん気合は十二分!
さて、先生から藍染めについて説明を聞きますが、みなさんがワクワクして落ち着かない様子。そんなウズウズぶりに気づいたのか、先生は「まず最初に藍染めの染料の匂いを嗅いでみて!」と参加者ひとりひとりの鼻に染料を近づけます。
おや?なんだかみなさん静かになったみたい…みるみるうちに全員の表情は歪み、言葉少なに語られた感想。
「くさい…」
美しい藍色からは想像できない、刺激的な腐乱臭にしかめ顔です。「お口に飴ちゃん」よりも効果的な「おくちブレーキ」の方法を先生に教えてもらってスタッフはニヤリ。
見て、触れて、感じる藍染めの世界にみなさんが夢中になり、先生とのコミュニケーションもバッチリです。
肝心の模様作りでは、先生からイメージしやすいようにと数種類の模様の藍染め作品を見せてもらいました。割り箸やビー玉を輪ゴムで縛るだけで様々な模様が描かれます。朝顔のようなかわいらしいものや、チェック柄のような蛇腹模様など、ゴムの絞り加減と縛る範囲で一つひとつ違った模様になっています。
さぁ、みなさんの出番です!みなさんの想像力で個性豊かなマイバッグを作りましょう!
鼻を突く染液の恐怖もふっとび、「せんせー!」と、あちこちから元気な挙手の嵐!先生も右に左に大慌てで、みなさんの模様づくりの相談にのってくれます。
次第に真剣な表情になり、ひと時の静寂が訪れます。輪ゴムをクルクルとしばる姿は、職人の表情そのものです。さて、どんな模様が浮かび上がるのでしょう?
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先生に教えてもらいながら、頭の中に描かれたキャンバスを表現していきます | すっかり先生とも仲良しです |
次のステップは、本染めの作業です。ムラなく染めるために12人分を一斉に染め液に入れ、浮かぶバッグを3人がかりで押さえつけます。小さなバケツを目がけて3つのお尻が集まり、離れたりくっついたりの尻相撲。その姿はまるで「争奪!詰め放題セール」そのものです。しかし、手伝ってくれた3人のお母さんは真剣そのものです。(失敬!)
染めたバッグは水洗いと色止めを繰り返し、いよいよオリジナル藍染めバッグの全貌が明らかになります!模様をつけた輪ゴムをパチンパチンと外すと同時に、各テーブルからは歓喜の声が上がっています。どんな模様が描かれているのかと覗いてみると…
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この中から自分の作品を探すのも至難の業 でも「我が子」は簡単に見つけ出します |
見よ!この「THE 自画自賛」の表情を! W杯・侍ジャパンのような威風堂々たる風貌 |
きっと「わたしのが一番ステキだもんね!」と、みなさんが思っていることでしょう。だってみなさん、お互いに見せ合って褒め合ったあと、自分の作品を高く掲げて何度も眺めてるんだもん。何かを作りだせた自分がいることを、自分とみんなで喜ぶことって、とても満たされるものですね。
そんなお顔になれますね「自画自賛!」って!
(芳賀)