アビームコンサルティング(株)さまの社内報にて大槌事務所の取り組みが紹介されました!

大槌事務所が現在取り組んでいる2019年台風19号被災者支援は、一般財団法人 日本民間公益活動連携機構(JANPIA)の休眠預金活用事業を活用し取り組んでいます。22年3月に行われたJANPIA主催のマッチング会(社会課題解決を目指す休眠預金活用団体と企業等とのボランティア・プロボノ マッチング会)において、アビームコンサルティング株式会社さまと出逢いました。

話を重ねる中で、アビームさんが行っているコンサル業と、わたしたちの地域やヒトへの伴走支援は大きく似通っていると感じています。片方からの一方通行では根本的な解決にはならず、”お互いさま”持ちつ持たれつ”の相互多重の関係性がとても重要になります。

今回はアビームさんの社員向けに大槌事務所の現在の取り組みと、財団の掲げる「起業と委譲」について紹介させていただきました。

アビームさんはコンサルタントによる企業の経営をサポートするだけではなく、社会課題解決に積極的に取り組み、新しい価値創出を推進する社会変革のアクセラレーターとして、サステナビリティ活動を推進しています。とくにも「サステナビリティユニット本格プロボノ推進チーム」のみなさんは、本格プロボノプロジェクトの実行に加え、社会課題解決のキーパーソン(他団体)とのリレーションを可視化し、多様なアクターがそれぞれの特長を活かし社会課題を解決するエコシステムの形成を目指し取り組まれています。

そんなアビームさんは、当財団の「復興ではなく新たな共生社会の創造を目指す」という7つ目の理念に関心を寄せてくださり、震災直後より「支援の現地化(ローカライゼーション)」を見据え、「起業と委譲」を目指す姿に共感してくださり、今回の社内広報への掲載をご協力してくださいました!

財団は、被災地で長い時間をかけて現場に関わってきたからこそ見える社会課題について、「支援の現地化(ローカライゼーション)」という視点で被災地支援を行ってきました。

東日本大震災だけではなく熊本地震や各地域での豪雨災害なども同様で、「現地の現地の人による現地のための支援」を行えるよう現地の支援団体に伴走してきました。その取り組みは、既存団体だけではなく災害をきっかけに立ち上がった人々をも応援する、まさしく「もっとも小さくされた者への支援」です。

被災地の解消すべき課題に加え、関わる人のチカラを引き出し、社会の仕組みそのものを変革することを応援する。その地道で極めて小さな取り組みの芽に、水をかけ、陽の光をあてることが、財団の掲げる伴走型支援であると理解しています。

わたしたち自身が、今後の山田町・大槌町における地域資源となるには、まだまだ課題が山積みでありますが、今回の機会は支援の現地化のあり方を自分自身に問うことで、「ぶれない軸」を確信できた気がしています。

今回のマッチング会ではプロボノプロジェクト支援までには至ってはいませんが、支援の現地化や被災地における課題について多くの方々の目に留まり、身近な社会課題として知っていただき、ひとりでも多くの応援団や仲間が増える「次へのチャンス」になったと感じています。

ご協力いただいた、アビームコンサルティング(株)のみなさま、ありがとうございました!

社員のみなさまのご意見やご感想、たのしみにお待ちしておりまーす!

 

(なかい)

 

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