「ひまわりが紡ぐ福島との絆」の巻

今年、大槌事務所では「NPO法人シャロームひまわりプロジェクト」に参加しました。

「ひまわりプロジェクト」は、被災地・福島を元気づけようと、日本中の仲間たちが福島県に元気を届けています。わたしたちのヒマワリ畑は、山田町にある船越公園。「みんな農園」でおなじみの「グリーンハートやまだ」・藤原さんのご協力のもと、わたしたちも太陽に向かって咲くヒマワリようなエネルギーを、福島のみなさんに届けます。

8月下旬、夏の天候不良の影響もあって少し小さめですが可愛いヒマワリが咲きそろい、散歩している方も潮風に揺れる黄色い笑顔にくぎづけです。鮮やかに咲いた黄色い花は、やがて褐色になり、そこから1ヶ月かけて種へと変化します。

収穫の日は少し肌寒い日でしたが、お母ちゃんたちは集合時間になると長靴に手袋、そしてカッパに鎌という出で立ちで意気揚々とやって来ます!寒さも吹き飛ぶエネルギーです。

早速、作業開始。阿吽の呼吸で作業は進み、あっと言う間に袋は花でいっぱい!スタッフの運び出しが追い付かないほどにハイペースなお母ちゃんたち。その甲斐あって、収穫作業は午前中に終えることができました。お昼には「ひっつみ汁(すいとん)」で腹ごしらえ。袋いっぱいの花と、積み重なった膨大な茎の束を見ながら、「頑張ったなぁ~」と安堵の表情で「ひっつみ汁」を啜ります。

無数のヒマワリと格闘する母ちゃんたち 茎を束ねるのは熟練のワザが必要です

一週間後、乾燥させた花から種を取る作業へと移ります。

小さくてもびっしり詰まっている種を一つひとつ手作業で取ることはなかなか難儀!それぞれが「作業効率のよい種の取り方」を考案しながら作業を進めます。4時間の格闘の末、ようやく全ての種を取り終えました。

今回、「ひまわりプロジェクト」に参加したお母さんらも、同じ東北で被災経験をし、様々な思いを抱えています。だからこそ、福島のみなさんの「地元愛」に共感し、そして地元の「真の復興」を一番に願っているのです。このお母さんたちの想いと共に、15キロにも実った種を福島へ届けます。

(芳賀)

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