熊本地震から5年ー現地の様子①ー
7月10日、鹿児島を中心とした記録的な豪雨により、被害を受けられた方々へ心からお見舞い申し上げます。
2016年の熊本地震から5年が過ぎました。
この間も熊本県では豪雨災害が起きるなど自然災害が発生しています。
新型コロナ感染拡大防止の観点からも、地域の支援団体が地域に根差し継続して活動することは、
突然起こる災害時に一人でも多くのひとを助けることにつながります。
財団では今年の3月まで、熊本地震で被災された地域で活動する現地団体を応援してきました。
先日は、現地で活動している団体のみなさんを訪問する機会がありました。
熊本地震から5年経った活動状況など「現在」をシリーズでお伝えしていきます。
①西原村 ~特定非営利活動法人故郷復興熊本研究所~
現在仮設住宅は1か所(320戸)に集約されておりプレハブ仮設は撤去予定。
120戸の木造仮設は西原村独自で管理する住宅として利用するそうです。
復興団地は45戸と12戸の2か所にあります。
現在、復興団地に住む住民の元の土地は山の急斜面にありました。
家を再建するためにはコンクリート擁壁で土台を固めるなど補強する必要があり
建物を建てるのと同じくらいの費用がかかることになり
元の土地への再建を悩む住民が多かったそうです。
故郷復興熊本研究所のような民間団体が再建に向けて
行政と住民さんとの話の中に入りクッションの役割となることで
多くのことが円滑に進められることがあると代表の佐々木さんが話していたのが印象的でした。
【 記事:吉田 】