2019年台風19号支援~丸森町編~②

2019年の台風19号の被災地、宮城県丸森町で活動している丸森屋台プロジェクトさんを訪問しました。
丸森屋台プロジェクトの活動
令和2年1月15日から活動を開始し、既に278名の方々に暖かい炊き出しと支援物資をお届けしました。私たちの炊き出しをきっかけに、引きこもりの方が、外に出て地域の人と出会ったり、何年も会っていなかった人たちが一緒に談笑していました。お米、衣料、布団など、被災者の方が本当に必要なものを届け、彼らの心の支えになれたと思います。
丸森屋台プロジェクトは、丸森町の住民が立ち上げました。丸森の人々が一丸となって、在宅避難者を支え、地域のきずなを深めたいという思いで、全メンバーはボランティアで活動しています。
台風19号で被災した丸森町の在宅世帯は1,000世帯に及ぶとみられています。
代表の大槻さんとボランティアスタッフの要みほさんはお二人とも被災し避難所生活を経験しました。
避難所で温かい炊出しを受け取るたび、被災したまま在宅で過ごしている地域の方々の顔が
浮かんできていてもたってもいられなくなり、思い立ったのが温かいラーメンを食べてもらいたい!
知り合いから500食のラーメンとスープを提供してもらい、2020年1月から月に一度の活動を開始し
したのが現在の活動の原点だったと話していました。
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その後も食材や活動資金の提供を受けながら活動を続けていました。
最近、屋台となる車の寄贈があり、活動の幅も広がっていました。「屋台」は屋外で食事をする機会が
おおいので夏の期間は熱中症などに配慮し、活動は一時休止していましたが、8月は屋台車を利用して
移動式の盆踊りを開催したそうです。9月から通常の活動を再開しています。
活動は全被災地を3年かけて回ることを目標にしていますが、ラーメンの提供以外にも移動式のコミュニ
ティ支援を続けていきたいと話しています、息の長い活動が続きそうですね!
活動の様子は丸森屋台プロジェクトのfacebookにも紹介されています。
9月の活動予定のチラシをいただきました、活動の様子もご覧くださいね!^^
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【取材:吉田 菊恵】【文章:佐々木 敦子】