2016ひまわり感謝祭に行って来ました。
今年も、福島市で行われたNPO法人シャローム主催の、ひまわり感謝祭に行って来ました。
財団の奥田代表理事が「いのちと向き合い生きる」というテーマで基調講演&座談会を行いました。
当財団の代表理事だけでなく、NPO法人抱僕やホームレス支援全国ネットワーク、
生活困窮者自立支援全国ネットワーク共同の代表でもあり、昨日は札幌市から移動され、
今日は福島市で講演、明日は石巻市でシンポジウムに登壇と多忙な活動をされています。
約2時間の講演でしたが、会場は満席でした。
「助けて」と言える社会へという演題で「子どもの貧困」「親の貧困」「家庭の貧困」から経済的困窮と
社会的孤立が不安定社会を作り貧困のスパイラルに陥るということ、そして「助けて」と言える
社会にならなければならないと話され、会場の参加者も興味深く、耳を傾けていました。
感謝祭の会場では、県内外の市民団体の活動パネル展示や紹介映像、物販も行われていました。
財団でも種を収穫し送った、ひまわりのオイルが商品になっています。
販売した利益は施設の運営や福島の子どもたちの県外保養事業に活用されています。
シャロームが震災以前から取り組んでいた、ひまわりオイルの販売は2011年の原発事故で
ひまわり油にセシウム検出は見られなかったにも係わらず、福島県内の油の販売は風評被害の為に難しくなったため
県外の支援者からの「種を送ってもらい県外で栽培し収穫した種を送り返し商品を作る」という提案から始まったそうです。
県外の支援者との絆は5年目を迎え249件の個人・団体に広まり地域間交流が前進しています。