パステルアートサロン開催

福岡県から、NPO法人たいようの虹の高木純子さんと、養護学校で美術の先生をしている澤山頼子さんを講師に迎え、パステルアートサロンを行いました。
パステルアートとは、パステル(クレヨンと似た絵具)を削って粉にして、それを指で広げて絵を描くという技法で、絵に苦手意識のある方でも簡単に描くことができます。高木さん達は福岡を中心に、ホームレス支援施設や障害者施設等で、男女を問わず子どもからお年寄りまで、幅広い方々を対象に教室を開いています。

今回は大船渡市赤崎町の民生委員さんと、カリタス大船渡ベースさんにご協力いただき、2カ所で教室を開催しました。参加された方々は初めてパステルアートに触れる方ばかりでしたが、和気あいあいとした雰囲気の中で楽しく、また真剣に取り組んでいました。

皆さん2枚ずつ作品を描いていただきましたが、高木さんの「1枚描いたらもうベテラン」という言葉どおり、2枚目を描くころにはそれぞれ独自の技法を編みだし始め、どの作品も個性的ですばらしい芸術作品になりました。

今回の活動は、嬉しいことに被災地支援のために九州の方々からカンパを集めて実現したそうです。材料はすべてそのカンパで買い、サロンの後は参加した方々にプレゼントいただきました。また、余った材料は、今後の活動に役立てて欲しいとのことで私たちに提供していただきました。ありがたく活用したします。
 私たちが支援している被災世帯の中には、高齢者の方を中心に、孤立して引きこもりがちになっている方が多くいらっしゃいます。また、今後仮設住宅からの退居が進んで行く中で、生活環境の変化によって孤立してしまう方もいらっしゃいます。そういった方々への訪問の際にパステルアートをご紹介し、興味を持った方々同士で集まる場をつくれればと考えています。男性の方から高齢の方まで、誰でも手軽に描けるパステルアートを通じて、いろいろなところで交流の輪を広げていきたいと思います。

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