- 2026.04.13
- リタニティハウス1周年記念祭訪問レポート
本部事務局
「なんちゃって家族に出会える第二の家」が、地域の笑顔とともに1年を重ねました」
2026年4月11日、岩手県山田町。桜の季節を迎えたこの日、一般社団法人BlessUが運営する地域活性化拠点「リタニティハウス」が、開所からちょうど1年を迎えました。
その記念祭の様子を訪問してきましたので、当日の温かな空気をお伝えします。

スタッフ久保田さん(左)と代表中居さん(右)
リタニティハウスは、リタワークス株式会社と協働し、「ビジネスと交流の拠点」として2025年4月に誕生しました。ひとり親家庭への就労支援プログラム「ステップアップ180」をはじめ、子ども食堂、多世代交流イベントなど、さまざまな活動の舞台となってきたこの場所。代表の中居さんとスタッフのみなさんの顔には、1年間を走り抜けてきた充実感が滲んでいました。
「ここは、なんちゃって家族に出会える第二の家。地域のみんなで育ててきた場所です」と代表の中居さんは語ります。

尾形さん(左)スタッフ(中央)
記念祭には、地域のさまざまな方々が駆けつけてくださっていました。近くの産直から、朝採りの野菜をどっさり抱えてやってきた産直を経営されている株式会社彩果青果尾形さんの笑顔が印象的でした。「BlessUを応援してます」という言葉に、1年間で築かれた地域とのつながりが凝縮されているようでした。
BlessUの活動は、こうした地域の方々の「自分たちの場所」という感覚に支えられています。

リタニティハウスの花壇にお花を植えます。
会場では、子どもたちが花の苗をプランターに植えるコーナーも設けられていました。小さな手で土をほじくり、一生懸命に苗を植え込む姿を、中居さんが隣で温かく見守ります。
3月に開催された「種まき交流会(植樹祭)」の流れを受け継ぐこの活動は、子どもたちが「自分がここをつくった」と感じられるような仕掛けのひとつ。芽吹いた花がリタニティハウスの玄関を彩るころ、子どもたちはまた会いにきてくれるでしょう。

カリンバを練習する高校生ボランティア
会場でひときわ頼もしくお手伝いしていたのが、地元の高校生の姿でした。聞けば、中学生のころからBlessUのボランティアとして関わり続けてきたとのこと。落ち着いた様子で会場の皆さんと一緒に動く姿は、スタッフそのものです。
「今日は初めて触ったこの楽器で、1曲演奏できるようになる」と練習しながら会話をしてくれた姿がほほえましかったです。子どもたちが自然と「担い手」へと育っていく——リタニティハウスが目指す多世代の循環が、この高校生の存在に凝縮されていました。
地域に根ざした1年、そして次の1年へ
BlessUは2025年度、クラウドファンディングの目標達成、「緑の環境プラン大賞」受賞、「WHAT SHE SAID AWARD 2026」でのキヤノン賞&オーディエンス賞ダブル受賞など、数多くの成果を重ねてきました。しかしこの日、リタニティハウスを満たしていたのは、賞や数字ではなく、集まった人々の顔と声でした。
産直の野菜、子どもたちの泥だらけの手、高校生の笑顔、スタッフの汗——それがBlessUの1年の実体であり、次の1年への土台です。
共生財団は、岩手県山田町のこの小さな拠点から広がる「笑顔の循環」を、これからも応援し続けていきたいと思います。
一般社団法人BlessU 岩手県山田町
一般社団法人BlessU <ブレスユー> – 一般社団法人BlessU<ブレスユー>
多世代・多機能型の地域活性化拠点事業
https://janpia.mothers-blessu.org

【 記事:吉田 】