令和2年7月豪雨災害の現地から➀

令和2年7月豪雨災害発災から約4か月を迎えようとしています。

当法人からは新型コロナを考慮し微力ながら物資や寄付という形で現地で活動する団体を応援しました。

九州を中心に東北まで広範囲に被害をもたらしたこの豪雨による被災地域で、

今もなお活動している方々の現在の様子が届きました。

 

➀おおむた災害サポートチーム(福岡県大牟田市)

小さな元不動産会社の事務所を拠点に活動をされているのが、

特定非営利活動法人YNFさんです。

特定非営利活動法人YNF代表理事の江崎さん

大牟田市は内水氾濫の被害となった地域です。

仮設住宅を設置しないため、現在避難所を経て約150世帯の被災された方々が、

みなし仮設住宅や県営住宅、市営住宅での生活をしています。

団体の10月の活動は、炊出し支援として週に2回のお弁当配布にて約240食を配りながら

在宅被災の方々の見守りを実施しているそうです。

11月からは浸水した家屋の壁をはぐ作業を手伝いながら、個別訪問も行い見守りを続けていく予定です。

 

②鶴の恩返し(大分県九重町)

大分県の被害は筑後川沿いの地域に起きました。

その中の一つ九重町は報道にも載らない地域です。

この地域で現在も活動する団体「鶴の恩返し」さんがおります。

 

災害復興支援団体鶴の恩返し    代表江田さん

ボランティアセンターが終了した後も、被害を受けた世帯の方々の声を聴き、

団体としてできる支援として小さくされた方々(床上10cmの浸水地域)へ偏った支援を実施しています。

団体から支援が届いた世帯は床の張替えが住み、通常の生活を取り戻しております。

 

③NPO法人リエラ(大分県日田市天ケ瀬町)

肥後三大温泉に数えられる天ケ瀬温泉にて、現在も支援を続けているNPO法人リエラさんです。

NPO法人リエラとあまみらの皆さん

 

 

 

 

 

 

 

令和2年3月に閉園した保育園を拠点に被災された方々の生活再建の支援活動をしています。

こちらの団体とはえひめ伴走型支援助成で支援をしている、

NPO法人うわじまグランマさんを通じてその活動を知ることができました。

拠点には日田市の地域おこし協力隊の若い方々が活動に参加していました。

その中でも、まちづくりの側面を支援している

天ケ瀬温泉未来創造プロジェクト(以下あまみら)さんの活動のお話も聞くことができました。

あまみらさんは現在、週2回のお総菜の移動販売を実施しています。

被災をされた方々は、自宅の清掃作業と日々の仕事をこなしています。

そんな働き者のお母さんたちとご家族の食卓を応援し、まちを元気にしたいと語っていました。

こちらの移動販売は毎回200食を売り上げるほどの人気となっています。

また、来月の28日にはこの2団体が協力してイベントを企画しております。

バザーの出店や陶器市の出店について参加団体がまだ見つかっておらず、困っていると聞くと、

早速、グリーンコープ大分さんから物資支援などの協力のお話が進んでおりました。

また、NPO法人リエラさんから、温泉街ということもあり射的などの温泉街ならではの企画を

今後は繰り返し開催し、まち全体を元気にしていきたいと話していました。

当日、温泉街が人で活気があふれるイベントになるように当団体も応援していきたいと思います。

【 記事 吉田 】

 

更新情報を受ける

Pocket