どんなにか不便な生活を強いられているかと思うと心が痛みます。
心よりお見舞い申し上げます。
ひと晩中つけっ放しのテレビの緊急地震速報のアラーム音に一瞬「3.11」が甦りギクリとしましたが
テレビの画面には「北海道」の文字が映し出されていて、それから4、5分の時間差があったのでしょうか、
戸棚のガラス戸がガチャガチャと音をたてながら嫌な感じの揺れが続きました。
そして朝のテレビは震度7の脅威を見せつけるばかりの惨状が・・・
目を凝らさなければ理解できないような風景を映し出していました。
昨今は大阪の地震、8月の西日本の豪雨災害、相次ぐ台風の襲来、
特に先日の台風21号は深い爪痕を残しました。
何処で何が起きるか分からない時代になっているとつくづく感じます。
備えあれば憂いなし。
それが完全に対応できるものではなくても3.11の経験から備えることは大事だと感じています。
東北は3.11から7年かけてやっと先の見通しが立つようになってきた一方で、
未だ見通しが立てられずにいる方々も・・・。
その為に私たち共生地域創造財団は存在します、存分に使って頂こうと思っています。
各地で被災された方々へ、心を強く持って時に弱くなったときはどうぞ「助けて」と言ってください。
そして伴走支援させてください。地域の中で全ての人たちの安心安全な暮しの実現を目指し
「誰かの笑顔」を糧に日々活動しています。一歩ずつ進んでいけばいつかきっと笑える時が来る。
そう信じて歩んでいけます様にと心からお祈り申し上げます。
]]>昨日の台風21号は石巻も風が強く、眠れない夜となった職員も居たようです。
被害のあった地域の方々の一日でも早い復旧をお祈り致します。
台風一過の今日は、女川のうみねこさんの"ゆめハウス"にて
ひまわりの種を収穫しました。
5月頃からうみねこさんの畑をお借りして、ひまわりを育ててもらっておりました。
これは、福島支援の一環として毎年協力させていただいている、
NPOシャロームさん「ひまわりプロジェクト」になります。
「ひまわりプロジェクト」について詳しくは下記のリンクをご覧ください。
http://www.nposhalom.net/cn7/pg301.html
うみねこさんから「ひまわりたちの種が取り頃ですよ~」と連絡を頂き、
早速、就労生のみんなと収穫に向かいました。
情報では大小様々のひまわりがありますとの事でしたが、、、
それでも、雨の後なので快調にひまわりを根からサクサクと抜くことが出来、
時間内に種も集め終わり、いい汗をかいたなと清々しい気持ちで作業を終えることが出来ました。
ちょうど作業が終わった頃、ゆめハウスの従業員の方が冷たいイチジク茶をご馳走してくださいました。
八木さんとも話できて、良い時間となりました。
イチジク茶はほんのりイチジクの甘味がして、
ルチンや鉄分も豊富なので女性にはとっても良いお茶だそうです。
初めて飲みましたが、本当に美味しかったです。
ご馳走様でした。
]]>ニュースレター「フロム イースト」2ページ
↑↑こちらから大きい文字で読むことが出来ます(ポップアップ表示)
この度、共生地域創造財団の記念すべき第1号のニュースレター「フロム イースト」を発行しました!
ニュースレターは当財団を応援していただいている皆様に日ごろの感謝を込めて、私たちの活動をより知って頂くために作りました。
第1号は「わたしたちの今 震災から8年目の支援活動」と題して3事業所(大槌、大船渡、石巻)の紹介と
5月に開催した「スタッフ全体研修」を掲載しました。
今年度は4回発行予定です、ご興味のある方は是非メールでご登録お願いします。
また、感想やご意見などもお寄せいただくと嬉しいです。励みになります。
課題は地域により異なり、それに対する取り組みもさまざまですが「共生地域の創造」を目指す姿勢は
共通して財団発足時より一貫しています。基本に立ち返りつつ常に新たな展開を目指します。
皆さまの応援をよろしくお願いします。
お問合せ:info@from-east.org
]]>グリーンコープの応援として7月19日、20日に
広島は安芸区矢野、安芸郡の坂町、熊野町など支援に入りました。
100人近くが避難している大きな公的避難所から、5人程度の小さな公民館などの避難所まで、
10ヶ所以上に氷、飲料、ゼリーなどを日々お届けしています。
パックに詰めた氷は毎日グリーンコープの組合員が水を入れて凍らせています。
電気が復旧していない被災地域では氷がどこでも必要です。
今後にかけて「避難所→仮設住宅→災害公営住宅」と状況ごとに移り変わる課題や必要な支援について、
東北での経験や知見をまとめてお伝えしていきます。
支援に入っている間にも、東北に居る職員は自分たちに何ができるかを考えています。
写真はそんなアイデアの中の一つ。手作り浄水器です。
]]>宇和島市は県内でも大きい被害のあった地域です。
現地は連日の猛暑から、泥が乾き土ぼこりが舞います。
ボランティアの人数も不足しており、復旧作業が思うように進んでいません。
西伊予市はダムの放流による被害を受けた地域です。
住宅の2階まで浸水の後の残る様子は、津波の後を連想させます。
現在は緊急支援のニーズはなく、個々のニーズに合わせたボランティアの派遣のコーディネイトや
物資の支給が必要となっています。
どの被災世帯も親戚や近所同士で片付けを手伝っている光景に出会います。
一方で、高齢のため給水車までの移動手段がない方々が、
給水をあきらめてしまっていたり、災害支援の制度の理解不足の懸念など、
どんどん課題が出てきています。
被害の大きさに無力感に押しつぶされそうになりますが、
先ずは出来る限りのことをやりたいと思います。
]]>愛媛はダムの放流による河川の氾濫の被害がある地域です。
石巻スタッフに愛媛出身者がいることから、地元のネットワークを駆使して支援の手が足りていない地域を、
現地で被災者一人一人から情報を集めることができました。
写真は、そのスタッフが手書きで現地の情報を地図にしたものです。
大洲市の柚木・菅田・平・東大洲と訪問する中で、先ずは泥掻きです。
北九州のNPO法人抱撲を中心に支援が行われました。
公民館の避難所に支援物資を届けた様子です。
大洲市では在宅で被災した方々は、所定の時間に配布場所に来て物資を受け取ることになります。
愛媛は高齢者が人口の40%を占めるため、
情報を得られない方や移動手段の無い方まで支援が行き届くのかが心配です。
東北で行ってきた在宅被災者支援の大切さを現地で伝えていきたく考えています。
●○●17日の現地情報として●○●
☆愛媛県内で約1万世帯の断水が続いている。
☆愛媛県内ではアパートが少ないため、応急仮設住宅の確保が間に合っていない。
]]>今回初めて全員が仙台に集結し、一泊二日(5月17日・18日)の全体研修会を開催しました。
併せて、母体組織であるホームレス支援全国ネット・生活クラブ・グリーンコープから
財団の役員を務めていただいている方々も参加し、財団に関わるメンバーが一堂に会す機会となりました。
研修会&交流会は3部構成で行われ、
と題し、第一部は理事の方々の座談会形式で財団の設立経緯と東日本大震災直後の取組みを振り返りま
した。
わたし達の支援活動のスタートは、
震災直後の理事長や理事の方々の被災地への素早い対応が切っ掛けだったのです。
第二部は、スタッフの自己紹介や現在進めている各事業所の活動報告と今後の取組みについて
それぞれ発表を行いました。
各事業所ごとに支援活動の内容は多少異なりますが、参考にも刺激にもなりました。
一日目はここで終了です。この後は某居酒屋にて"お約束"の親睦会です。
同じ共生地域創造財団でも地域が離れていることや、
今回は新しいスタッフも多数いるのでお互い通じ合うための大切な「場」です。
和気あいあいと思いっきり親睦を満喫し、また明日頑張ろう!って感じですね^^
そして翌日、第三部です。共生地域創造財団には「7つの理念」があります。
今回は「第8番目の理念を考えよう」という課題でグループワークを行いました。
これがまた、なかなかでありまして・・・
最初こそ捻り出すのに苦心しましたが、理事のアドバイスと昨夜の親睦会効果も相まって、
賑やかに作業は進み、それぞれ発表に漕ぎ付けました。
「第8の理念」は其々のグループで言葉は違っても、みな同じ思いであることが分かり、
内側で思いをひとつにして外に向かっていける。そんなことを全員で共有できたことはとても有意義でした。
理事とも意見交換の中から励ましや嬉しい言葉をかけて頂きました。
今後も共生地域創造財団は役員・職員ともども一丸になってがんばっていきます!
当財団でも微力ながら毎年にわたり協力させていただいています。
今年は NPO法人キャットミント を通じて、
生活クラブ、グリーンコープの組合員から届いた絵を送りました。
子どもたちが書いたかわいい絵もたくさんあります。
遠くにいても復興を願う気持ちは一緒です。
想いを込めて書いた絵をお届けしました。
]]>宮城チャレンジプロジェクトでキッチンカー購入の支援を呼びかけています。
https://www.onagawa-umineko.com/single-post/2018/01/05/宮城チャレンジプロジェクト参戦
「うみねこ」避難所のお母さん支援から活動を開始しました。
その後、高齢者や若者が集まれる場所づくり、仕事づくり、地域づくりを行っています。
共生財団とは就労訓練で連携したり、生活クラブ神奈川が主催する復興支援まつりに参加してもらったり、
最近ではさまざまな場面で一緒に活動することが多くなりました。
みんなの夢が実現する場所が「ゆめハウス」のコンセプト。
次の夢はキッチンカーを使った女川町民の交流や仕事づくりです。
ぜひ応援してください!
【募金方法】
郵便振替 ※振込用紙に以下をご記入の上ご送金ください。
【口座記号番号】02260-1-16390
【加入者名】社会福祉法人 宮城県共同募金会
【通信欄】一般社団法人コミュニティスペースうみねこと記入お願いします。
領収証:要または不要 も記載をお願いいたします。後日お入用の方には領収書を送付いたします。
※注意※ 通信欄に必ず「一般社団法人コミュニティスペースうみねこ」と記載してください。記載がない場合は指定寄付とならず、赤い羽根への通常募金となります。
]]>もちろん就労訓練もスタートして今年は6名の訓練生が参加します。
昨年に引き続き参加する訓練生は慣れた手つきです。
さっそく初参加の訓練生に作業を教えてくれました。
最近では訓練を経て就職する方が毎年のように誕生しています。
今年はどんな変化があるか、いまから期待が膨らみます。
まだまだ風は冷たいながら本日の石巻は快晴。風光明媚です。
浜からの景色は作業の疲れを癒やしてくれます。
この時期の風物詩となりつつある「笑える牡蠣」。みんなでがんばります!
]]>場所は、横浜みなとみらい!
今回で5回目の開催となる復興支援まつりには、震災からの復興、脱原発に向けて、65の団体が参加していました。
共生地域創造財団としては、今年も折浜・蛤浜の『笑える牡蠣』を販売!
幾つもの参加団体と繋がっていく中で、震災を風化させないというそれぞれの熱い思いを感じながら、自分たちの活動の意味を改めて考える機会となりました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました!
]]>11月3日(金)~5日(日)の三連休は職員共々伴走型支援士2級認定講座を受けてきました。
私自身、「伴走支援員」って一体なんなんだろう...?
と具体的なイメージが湧かないまま参加しました。
参加者は20代~60代まで、就労支援、子ども支援、ホームレス支援等、多様な現場で支援されている方々が参加していました。
研修は3日間という非常に長く濃い時間だったので、全ては書ききれないのですが
奥田理事長が、講座の時に話していて、最も印象に残った言葉を紹介します。
「出会いは変化をしいるため、勇気がいる出来事だ。
それでも伴走支援というのは、人と人とが出会い、あなたと共に動いていきますよと示していくこと。
そして、支援することを楽しいと思える社会を作ること。」
私はこの言葉を聞いたとき、こんな伴走支援員になりたいと、決意しました。
仕事、とか対人援助、とか支援、聞くと
「我慢しながらやるもの」とか「自身の身を削ってやるもの」とか負のイメージが湧く人も多いかと思います。
でも、私が働いている職場は、みんな本当に悩みながら、そしてもがきながらも
目の前の人のために全力で動いている様子がひしひしと伝わってきます。
奥田理事長の言う、「支援を楽しいと思える社会」に一歩でも近づいていくためには
まずは自分が人と人との関わりを「楽しい」と思うことから始めようと思います。
そして、自分はどんな伴走支援員として石巻に関わっていきたいのかを
しっかりとイメージしながら住民さんと関わっていきます。
奮闘記は続く。。。
]]>これまで鹿妻の事務所にて、主に生活困窮者支援を実施し、生活相談や就労訓練を通し相談者の課題解決や自立を目指してきました。11月より石巻市伴走型被災者支援事業が開始されることにともない、財団スタッフの補充、他団体との支援連携体制の強化、専門機関との協力をより密にした伴走支援を行っていくために今回の移転に至りました。
余談ですが、事務所向かいの【くろしお】の昼定食が驚くほど美味しいので、近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。
11月より開始された石巻市伴走型被災者支援事業について
石巻の現状と課題。震災から6年が経過している今も、仮設住宅に多くの被災者が居残っている現状がある。中には経済的事情や心身の健康上の課題があり、結果的に自ら再建方法を決められない入居者もいる。これまで、自立生活支援専門員、自立生活支援員による相談支援、手続き支援等を実施してきたが、それだけでは解決できない自立困難世帯もあり、様々な課題を抱えた入居者の経済的自立に向けた支援や恒久的住まいへの移転支援の強化が喫緊の課題となっている。応急仮設住宅入居者に関しては、平成30年度には特定延長対象世帯を除き、その供与期限が到来することから、これまで以上に被災者に寄り添い、希望する再建方法の実現に向け伴走する形で移転支援をする必要がある。また、未だに住家を補修しきれず、劣悪な環境で暮らし続けている在宅被災世帯への各種制度の周知、相談支援が必要となっている。
様々な課題を抱えた被災者の自立を支援するため、債権の妨げとなっている課題を的確に把握し、関係機関と連携しながら、被災者を伴走する形で新たな住まい探しや被災者が抱える課題の解決に取り組み、経済的自立と恒久的住まいへの円滑な移転を支援する。
]]>平成29年8月28日 石巻市開成にあるNOMCOホールにて第2回ともいきシンポジウム『被災地から考える社会フォーラム』が開催されました。今回のフォーラムでは早稲田大学大学院法学研究科長/厚生労働省社会保障審議会委員 菊池馨実様による講演を踏まえ被災地支援における社会保障のあり方について学び、考え、行動するためのものとなりました。
公助と自助の間にある「共助・互助」の役割の重要性が求められている現在、被災地においても、従来の公助・共助とともに互助が求められています。社会保障制度の充実強化にあたっては、制度の改革が必要かつ、私たちが求める制度を持続可能なものとして実現する必要があります。これからは地域で活動する支援者が社会保障にかかわる学習活動を考察、発言し活動することが重要となります。
・登壇者・
特定非営利活動法人 スマイルシード 理事長 黄本富士子 様
早稲田大学大学院法学研究科長/厚生労働省社会保障審議会委員 菊池馨実 様
公益財団法人 共生地域創造財団 石巻統括 末永博
・コーディネーター・
公益財団法人 共生地域創造財団 代表理事 奥田知志
実際に石巻市などで活動を行っている支援者のお話から、社会保障制度を現場にどう生かし、どう継続していくのかや、支援とはなにか?まで多義に渡る議論となりました。
参加各位
お忙しい中、当財団の「被災地から考える社会保障フォーラム」にご参加いただき、誠にありがとうございます。行き届かない部分などもございましたでしょうが、皆様の活動のお役に立ちましたら幸いと存じます。
]]>仲間入り早々、業務を覚えることに必死なわたしを襲ったのは研修の嵐!!
8月10日、岩手県一関市において日本赤十字社医療センター秋山恵子先生を講師に招いたコミュニケーションスキルアップ研修会が行われました。
わたしたちが対人支援を行ううえで心掛けるべき事柄を教えていただきました。
また、改めて自分自身を振り返り知ることで、どのように自己表現し、どんなコミュニケーションができるのかを学び取ることができました。
8月22日、雨降る肌寒い花巻空港を出発し向かったのは快晴の福岡空港。
岩手県と福岡県の気温の温度差は10度以上もあり、翌日から始まる研修に「一体、何枚のハンカチが水没するのだろう・・・」と思いながら北九州市へ向かいます。
そんな猛暑の福岡県では、2日間にわたり当財団理事長・奥田が代表を務める「NPO法人 抱樸」の"ホームレス自立支援センター北九州"と"抱樸館北九州"の2か所を訪ねました。
会場設営 みんな汗だくです かわいらしい演出も
ホームレス自立支援センターでは、毎週水曜日に行われる「すいカフェ」に参加させていただき、入所者のみなさんと高校野球決勝戦を観戦しながらホッとひと息。
自然とできあがっている適材適所な役割分担のもと、お互いが声をかけあい、自主的にカフェを切り盛りしている姿が印象的です。
抱樸館北九州では、医療機関への診察や入院している方のカンファレンス立ち合いなどに同行させていただきました。
また同施設内で運営されているレストランでは、入所者のみなさんと共においしいランチをいただき、施設での過ごし方や施設で行われているイベント等について話を伺いました。
オープンでアットホームな雰囲気の同施設は、まるで「家族」のようで、職員の方々や入所者のみなさんの、柔らかく優しい笑顔がとても素敵です。
【左】ホームシックに拍車をかける北九州の夕焼け
【右】伴走型支援士講座 奥田理事長による講演の一幕
8月25日から3日間にわたり、「伴走型支援士2級認定講座」を受講するため熊本県を訪れました。
街の中心地にも未だ倒壊した建物が残り、震災の爪痕が見られます。
3日間にも及ぶ講座のなかで、目指すべき伴走型支援のカタチとミッションを学ぶことができました。
お世話になったみなさんや同じ志のもと集まった全国の方々との出会いから得た大きな収穫と、お土産で膨らんだ大きなカバンを携えて帰路を急ぎます。
その他にも、宮城県石巻市で行われた当財団主催のシンポジウム「被災地から考える社会保障フォーラム」や、岩手県陸前高田市で開催された「現地会議(ifc・JCN主催)」に参加し、多忙で有意義な「最初の一ヶ月」を過ごすことができました。
この「最初の一ヶ月」で学び得たことや、たくさんの個性との出会いが、大槌町で活動を行ううえでの礎となるよう、
そして、地域に根ざした支援活動で町民から愛される「家族」のようなチームとなれるよう、
一生懸命に取り組んでいこう!と、改めて思う中居なのでした。
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